2009年9月30日水曜日

HB・2B・2H

新学期が始まって 新しいクラスにだいぶ馴染んできた仙一。
今年は κ(カッパ)クラスという 優秀生徒が集まるクラスに
入ることになったので 親としてはドキドキである。

ここで断っておきたいが 仙一がそのクラスに入ったのは
優秀だったからではなく 日本人で普通にやっていれば
入れるクラスなのである。(ベテラン日本人ママ談)

何というか 不思議なんだけど
普通にやる、っていうことが
アメリカではあまり無いような感じだ。
ぜんぜん 勉強しないか
進んで(親の力だが、もちろん)勉強を
ものすごくするか、極端なのである。

仙一は5歳近くになって ここへ来て
それからようやく英語を覚えて
まだまだ 英語力でいったらランクが下のはずなのに
アメリカ生まれ、アメリカ育ちのインドやロシアなどの
他の子たちよりも
読書レベルなんかが上だった。
なんで?あの子、日常会話は英語ベラベラじゃん、
と 思っても 何故か読書レベルがBとかC。
(Aが一番最初のレベル。1年生の終わりではHとかIが標準。)
教室のなかで できる子とそうでない子の差が激しかったのである。

そして仙一の学校は2年生から クラス分けは成績順となる。
しかも κクラスは特殊なカリキュラム。
去年の知り合いの子の宿題を見せてもらったことがあったが
すごい量にすごい質。
ビビりました。こんなの仙一ができるわけが無い!!!

確かに去年のκの宿題は多かった。
今年は父兄からの苦情により 若干ゆるいスタートに
なっている。今のところはついて行けているが、、、、。

問題はそんなことより
当初はおとなしく「いい子」を演じていた仙一が
とうとう地をだして 「親への手紙」をいただいてきた。
授業中にしゃべってばっかりで 注意しても聞かない、
という内容だった。

あちゃー、学校が始まったばかりのころは
「みんな頭がよさそうだし しっかりしている」ので
本人としても プレッシャーが強かったようだけど
もともと仲良しの クラスメート、悪がき3人が(仙一含む)
とうとう場慣れしてきて 騒ぎ始めた、そんな感じなのだ。

「優秀」生徒ばかりでしかも 素行の良い子たちに混じれば
この悪がき三人が ものすごいワルに見えるのは当然。
すでに 先生に「要注意」のレッテルを貼られてしまった。

それでもねぇ ちょっと弁護してやりたいんだよね。
もともと 担任が神経質なとこもあるし
授業と授業の間に休憩がほとんどなく
昼休みも ほんの少しの休み時間だけ。
友達と雑談する時間というのがまったく無いようだ。

日本の学校と違って 緩めるところと締めるところが
うまく機能していない気がする。
男の子がずっと椅子に座って 授業を聞いていられるのには
限度があるのだ。
僅かでも休憩時間があって それを楽しみに
ひとまず授業を受けて
息抜きして、また授業。
このほうが よっぽど効率的だと思うんだけど。

さて どうなることやら。

2009年9月26日土曜日

R E S P E C T

先週から PCの調子が悪くなり あれこれいじっていたら
元に戻らなくなり 起動しなくなってしまった。
かれこれ10年近く使っているPCだから
新機種に買い替えか、、、とも 思ったけれど
念のため 父ちゃんの仕事関係の修理やさんに
相談してみたところ 格安で引き受けてくれ、
昨日無事復活を果たしたのである。

はぁ よかった。。。
夏に散財してしまったので
年末までは出費は控えたいのだ。

そんなドタバタの中、先週木曜の夜に
念願のアレサ・フランクリンのコンサートに
行ってきた。
日本公演はしたことが無いし
去年はチケットが完売で行けず
歯噛みしていたのだけれど
今年は父ちゃんが頑張ってチケットを押さえてくれ、
かのRADIO CITYで観ることができたのだった。

仙一はアレサの歌、特にRESPECTが
好きなので 「何で俺だけ行けないんだよぅ!!」と
さんざんブツブツいっていた。
そりゃ 連れて行けるものなら連れってってやりたいが
子供は厳禁、アダルトな世界なのである。
残念だったな、仙ちゃん。
この晩は 同じアパートの日本人COCOのおうちに
仙一をお願いして 久しぶりに夫婦で出かけたのであった。

いやー それにしても ラジオ・シティの豪華な造りに驚き
アレサのステージに感激し しばし放心状態。
もっと懐かしの曲のオンパレードかと
思っていたら いやいや 魅せる、聞かせる、
観客とのコール&レスポンス!
歳をとっても ビビッドなソウル・シンガーであった。
すんばらしい。

どうにかして ブルース・ブラザースのビデオを
手に入れなくちゃ。

滞在3年目にして やっとNYの夜を味わえた気がする、、、。

2009年9月16日水曜日

誇り高く生きよう

完全に夏は去ってしまった。
NYの朝晩は初秋である。

今年の夏は日本に帰る前から
いろいろと考えあぐねていたことの
解決策、というか 打開策、というか
自分の位置の確認をするのに
いい時間を過ごすことができた。

そうして 意気揚々と
8月のアタマにNYに戻ってきたのだが
しばらくして 日本から訃報が。

友人というか知人というか仲間というか
何といっていいか迷ってしまうような間柄の人が
突然亡くなったのだ。

彼はかもめブックスの立ち上げ、
営業中はもちろんのこと
店を閉めてアメリカに渡るときも
ひ弱な かもめブックス店主を
影でかなり支えてくれたのだ。
店の様子をしょっちゅう気にかけてくれて
アドバイスやら手伝いやら
本の仕入れまで協力してくれた。

本当に世話になったのである。
まだ若いし独身で いきなり死んでしまうなんて
いったいどういうこと?!
きっと 本人も死ぬ予定ではなかったはずだ。
残念なことに 今回の帰国中は会うチャンスがなかった。
今後 もうちょっと私が足場固めをしたら
何か面白いことを 一緒にやれるんじゃないかと
思っていたのに、、、、、。

そんなこんなで 悲しいというよりも
あっけにとられたまま 一ヶ月が過ぎた。
やはり 葬式というのは必要で
出席できなかったから なおさらそう思うのだけど
気持ちに区切りがつかない。
今も東京の隅っこで 彼が普通に生活しているように
思えてならない。

こんなことは 非常に個人的なことだから
書こうか迷ったけれど
かもめブックスで御世話になったお礼は
ここで 公にありがとう、といっておきたい。

遠くから
「あ~ いいよお~ また 電話するからさぁ~。」
と、例のちょっととぼけた感じで返事がきそうだ。

彼の死を踏まえて
ますます これから自分の行く先を
楽しんで進んで行こうと思う。

日常に埋没せぬように。

2009年9月10日木曜日

毎日がブランニューデイ

9月9日 水曜日

6月25日から始まった仙一の夏休みが
ようやく終わった。

長すぎて 色々ありすぎた。

やっと PCを使う時間がとれる。

夏のお礼やら報告やら
たくさんの人に ご挨拶をしたいので
明日以降 ぼちぼち ガンガンで飛ばしていこうと
思ってます。