2010年12月29日水曜日

どーんと来たよ。

ひょえぇーーーーーーーーーーーー
予報どおり 大雪が来た。
去年の雪もすごかったが 一昨日の雪は
半端じゃない。窓も雪が積もった。
これは初めての経験。

その晩、父ちゃんは仕事で遅くなるのは分かっていたが
風雪横殴りのなか 深夜過ぎに何とか帰ってきた。
もしかして 地下鉄も止まるかも、、、と
気が気でなかった。
東京と違って最悪の場合カプセルホテル、という
手段が取れないNY。
下手に動けば身の危険にさらされる。
深夜の治安は雪の日だって あなどれない。

しかし強引に電車は走っていたようだ。
ところが 駅からの道が 雪かきしてないので
道なき道を進んで家路を辿ったようだ。
奇跡の生還、、、って 去年の今頃も
似たようなことがあったなぁ。。

空港閉鎖、鉄道閉鎖、新聞も郵便も止まっているし
何故か除雪車が全然来ないから あちこちで
車が乗り上げたり スリップしたり 大喧嘩をしたり
助け合ったりしている。

もちろん 仙一は冬休みで することがないから
外に出たがる。
外って 、、、 氷点下だよ!!
それでも 頑張って公園まで行ってみた。
うちだけだが(どこの家庭もホリデーさ。)
父ちゃんがまだ仕事なので
家にいても埒が明かなかったのだ。
とほほ。

結局 そこで知り合った子ども達とキャーキャー言って
遊んでストレス発散の仙一君。
付き合わされる母さんは 体がボロボロですわ、、、
ああ 温泉に浸かりたい!!

2010年12月23日木曜日

成り行きの大掃除。

先週末 ベッドルームの壁補修にペンキ屋が来た。
天井も壁もペンキが激しく落ちてきていたので
管理会社に言って 直してもらうことにしたのだ。

というのは こちらに来て知ったことだが
NYの古い建物では ペンキや壁に
有害物質が入っていた時期があるのだそうだ。

いまでも その被害に合わないよう、
アパートの契約や再契約の時に
市が発行しているパンフレットが 必ず添えられてくる。
子供のいる世帯には 無償で壁の剥がれたところを
修理する義務を大家に与えている。

有害物質とは主にリード(鉛)だそうで
これが脳に与える影響は深刻なものだそうだ。

で、乾燥するこの時期は 剥がれもひどい。
私の肌もピリピリひび割れしている。
いたくてかゆくて どうにもならぬ。

寝室の全面を補修ということで
家具類は全部運び出し、ベッドだけ残して
結果的に大掃除となった。

問題は本箱。
知らず知らずに溜まった子供の本がてんこ盛り。
大人の本は別のところに集積してあるので
こちらは運ぶ必要がなくてラッキーだったけど
本を移動するって 意外に労力がかかるのよねぇー
とはいえ 本屋歴の長い私には 妙に快感を伴う作業でしたが。


ダイニングテーブルに山盛り。
























ついでだから 模様替えをして
あちこち整理したら あら不思議、
新しいアパートに引っ越したかのよう。
一番居心地のいい部屋になったのだ。

そうか カーテンだけでずいぶん暗かったのだなぁ、、、。
でも 厚手のものをかけてないと 
この時期窓からの冷気が半端じゃない。
外はマイナス10度の世界。
うーん 悩むところだ。
明るさを取るか 寒さを取るか。

ちなみに夕べは窓からの寒さで目が覚めて
眠れなくなってしまった。
一番窓辺に近い位置の人(それは私。)が被害を被るようだ、、、。
うーっ 。







2010年12月18日土曜日

すいとん&スクール・ランチ

あっあー 忙しいぃぃぃ
おまけに例年になく寒いし
仙一の学校では風邪が大流行だし
(昨日 早退しました。)
だのに 街はクリスマス&年末大バーゲンだし
明日は ペンキ屋が寝室の壁を直しにくるから
家具を殆ど撤去しなくてはならず、、、、、、

まぁ いいや。

ひとまず フリーペーパー7号が完成しました。
今回は新たに2人の助っ人が加わり、更にパワーアップ。
ロコさん、まきこさん、せみのこさん、ありがとう。
これからも宜しくです。
近所のみなさまに 好評を得て、来年もガムバリます。

さて このところお腹にくる風邪のせいか
食欲のない仙一氏。
毎日おかゆでもあきてしまうので
最近我が家でブームのすいとんも作ってやる。

というか うどん玉が貴重品なので
(買えると言えば買えるけど ま、安くはないやね。)
小麦粉こねて うどん・もどきにもなるので
いつしか 私の中で「すいとん」の価値が急上昇↑。
戦時中のつらい記憶しか無い世代の方には
申し訳ないが 仙一も私も大好物になってしまった。
和風カレー味にした日には こぞってお替りをするほど。

それにしても 家で食べる食事はいいけど
問題はお昼ご飯。
学校には サンドイッチを持っていっているのだけど
(しゃべっていて)食べる時間がないのだそうだ。
そして 食べる量がどんどん減っている。
どんなに工夫しても あまり食べる気がしないようで
頭が痛い今日この頃。

そんな中 こんなブログを発見。
スクールランチを食べ続ける挑戦者。
158日目がかなり笑える。

スクールランチの酷さは知っていたが
敢えてそれを毎日食べ続けたMRS.Qに脱帽。
、、、って、子供たちは毎日こんなの食べているのだ。
ちなみに 学校の先生たちはスクール・ランチなぞ食べません。

日本の給食はもしかすると 世界一かも知れない。

2010年12月7日火曜日

ズル休みして。

父ちゃんの仕事の関係で急に
シルク・ド・ソレイユという劇団の公演を
観にいけることになった。
平日の11時から。
うーん 学校があるが
ウェブサイトで見たところ
子供向けの公演だし
仙一は行く気マンマン。

こりゃ ズル休みするしかないね。

別の学校の仲良し母子を誘って
(こちらも学校をさぼった。)
出掛けることにした。

そう決めて夕飯時。
「あ、その日テストがあるんだ!!!」
いーよ いーよ テストなんて、と言う母に
「だめだよ、それは受けなくちゃ。」

、、、、、何だ?そんなに君はまじめだったか?
いいよ テストの一回くらいパスしても。
そう説得したが朝一のテストだというので
それがすんだら迎えにいって
そのままマンハッタンに行くことになった。

(あとで判明したのだが 100点を何回か取ったら
小遣いをもらえるので 一度でもミスしたくなかったようだ。
しょせん そんな理由よ、、、、、。)

NYに来てから ミュージカルや劇団を観にいったことがない。
それこそ ブロードウェイでは いい公演が目白押しだけど
何せ高いし 時間も夜が多い。
子連れで行けるものは限られているのだ。

VIVA マジソンスクエア・ガーデン!
頂いたチケットの席は かなり前のいい席だった。
出し物は「WINTUK」という
雪を求めてあるく少年の冒険を
サーカス的なアクロバットとダンス、スケボー、
ローラースケートで演出したもの。

音楽は生バンド。
舞台の上を華麗に動き回る役者たち。
観客は 大興奮。
後ろのおっさんはブラボーブラボー!!を連呼。

残念ながらカメラを持っていかなかったので
様子が伝えられないけど
ショーのフィナーレは 天井から雪に模した
紙ふぶきがじゃんじゃん降ってきて
客席は感極まって大騒ぎ。(名物らしい)

こんな体験をできるのなら 学校なんて休んでもいいね。
なーんて 話していたら遠足で来ていた一団を発見。
学校が連れてきてくれるなんて、うらやましい。
ま、どう考えてもプライベート・スクールの子供だろう。
公立じゃぁ ここまでできません。

公演後 のろのろと会場を後にしていたら
小さな出口から 出演者たちが出てくるではないか!
日本のように出待ちをしている人もなく
本当に なにげなーく
「ランチに行ってきます、」と言う感じで
街に歩きだすのだ。
仙一も友達もびっくりして 手を振りまくる。
相手も はにかんで手を振ってくれる。

マンハッタンは東京と比べて規模がちいさいから
その辺のレストランやカフェで
いわゆる有名人に会える確率が非常に大きい。
おそらく こちらが知らないだけで
色んなセレブともすれ違っていることだろう。
興味がないから全く認識していないのが
残念ではあるが、、、、、。

それにしても急に冷え込んできた。
小雪が舞い始めている。

12月。

2010年12月1日水曜日

5年目に突入。


11月29日で 渡米丸4周年を迎えた。
4年前のその日、
まだスーツケースに乗せられるサイズの仙一と三人で
まさに知り合いの一人もいない ここNYにやって来た。

所持品は大型のスーツケース一個のみ。
所持金もろくになく アパートの契約ができるかどうかくらいの金額。
今思えば かなり無謀な家族である。
ふつうはやらない、こんなこと。

貧乏には慣れていたけど 
子供を巻き込んでの貧乏には度胸がいった。
今思うと 仙一にはかなりの我慢をさせたし
人並みの暮らしでないことに 気分がへこむことがしばしばあった。

「うちは 留学生の生活よりレベルが低いからね。」
自虐的によく父ちゃんと話したものだ。

まぁ それでも 年月がたち 生活も徐々に改善され
仙一にしてみれば ここがホーム・タウンになりつつある。
町をウロウロすれば 誰かしら知り合いに会って
HI!と挨拶することも 場合によってはハグすることも
増えてきた。一応 仙一の学校生活も順調だし。

これから どうするか。
このごろの課題である。

大人だけの生活なら どうにでもやりたいようにやるのだけど
仙一もぼちぼち 微妙な年頃。
彼はこちらの学校を気に入っているけれど
時々 ぼそっと 東京に帰りたいと言う。

「コンビニに一人で買い物に行きたいんだ。」
「OOちゃんとか **とサッカーしたいし。」
「でも きっとNYに帰りたくなるね、ライアンとも一緒にいたいし。」

「いいよね、仙一はどっちにも帰る所があるんだから。」と慰める私。

いろいろな問題がなければ
いっそのこと 西海岸に引っ越すか、と夢には見るけれど
現実はそれどころじゃないのよねー
夏の散財の埋め合わせだけでも 一年かかるので、、、、とほほ。