2013年4月25日木曜日

テロと強盗と学力テスト。

ボストンでのテロ事件で ここ10日ほど落ち着かない日々だった。
直接的には関係ないけど NYもテロとは無関係ではないので
何だか気が気ではなかったのだ。

そんな中、そのテロのあった翌日の火曜日。
私は学校関係の友人ママたちと 呑気にフィリピン料理を食べに
出かけ、未知な食べ物に狂喜乱舞、そのまま仙一を迎えに行って
帰宅した。

ここまでは良かったのだが 夜になって父ちゃんが帰宅すると
「あの貼り紙、何、どういうこと?」と聞く。
何のことか分からないので 実際にアパートの正面玄関にある
エレベータのところへいくと、
「本日 午後1時半ころ このアパート内で強盗事件がありました。
見知らぬ人が呼び鈴を押してもエントランスは開けないように!!」
という旨の張り紙がしてあった。

どうやら 仙一と私が帰宅した時にはまだそのお知らせは貼られておらず、
被害にあった人にかわって 住人の誰かが張り紙をしたようだ。

翌日、同じ建物に住む日本人ママに電話をすると
彼女から詳細を聞くことができた。

彼女もその時間は出かけていて事件は知らなかったが
帰宅した時に隣人がわざわざ知らせに来たそうだ。
それで 事件は白昼のエレベーターで起き、
若い女性が黒人の大男に顔を殴打され、現金を奪われたとのこと。
被害者は**号室の人で、今病院にいる。(顎の骨が折れたそうだ。)
などなどの情報を得た。
彼女は上の階に住んでいるので エレベーターは必需品。
私は1階なので エレベーターを使うことが無いので
まぁ、ましだけど 彼女は本気で怖がっていた。

それにしても 昼の1時半、誰もが普通に出入りする時間帯に
そんな事件が起きるとは!!
いつもなら 洗濯、ごみだし、郵便チェックなどなどで
わたしも建物の中をうろちょろしている時間である。
背筋が凍ったのはいうまでもない。

それで 翌日たまたまスーパー(管理人)にあったので
「犯人は捕まったの?」と聞くと いや、まだだ。
でも 防犯カメラにばっちり顔が写っていてその写真も警察が
持って行ったし、どうも余罪も他であるような感じだから
じき捕まると思うけど、、、、と言っていた。

しかも事件が起きたとき、彼は外壁のペンキを塗っていて
決して管理人不在の際の事件ではないとのこと。
そんな人目のある時間帯にこんなことが起こるなんて
本当にクレイジーだ、とも言っていた。
彼によると女性はどうやら 買い物した店からつけられていたらしい。
支払い時に財布に現金をかなり持っているのを見られたと思われる。
彼女の不注意とは言わないが やはり背後には気をつけないと、、、


その日以降、私も洗濯室に行くのにびびり、
ゴミだしにもびくびく、仙一も朝の新聞を取りに行くお手伝いを怖がるようになった。
テロもあったし強盗もあったし、今週はNY州一斉学力テストもあるので
仙一は数日前 悪夢を立て続けにみてしまい、夢遊病者のように
起き上がってきては、寝る、を繰り返していた。

ことしは花粉症はあまりひどくなっていないが(今のところ)
別のことで トホホな春です。