2010年2月25日木曜日

バンクーバーからMEIJIまで

連日 冬季オリンピック観戦で忙しい。
驚いたことに日系アメリカ人が 今季はかなり活躍しているので
彼らの活躍をアメリカのTVでも 取り上げることが多い。

いま最も注目されているのは やはり
アポロ・アントン・オーノである。
彼はスピードスケートの各種目でメダルを取っている。
今夜はファイナル。メダルは取れるか?

父親が日本人のアポロ。
母親がアメリカ人だそうだけど小さいころに
両親が別れ、父親の手で育てられたそうだ。

細かいことはいいとして彼の名前の由来が
ギリシャの何だかという言葉からとって、
(アポロ神ではないようだ。)
またミドルネームも何やら深い意味があるとか。
そう 彼の略歴に書かれていた。

しかーし 日本人ならきっとこうイメージするに違いない。
アポロ、は月面着陸にちなんで発売された
明治製菓のアポロ・チョコ。
(ああ 70年代!)
そして ミドルネームのアントンはもちろん
アントニオ猪木の愛称である。

お父さんは50代と見受けられる。
絶対あのチョコと猪木のファンだったはずだ。

それにしても アメリカ人にもすごい人気よ、アポロ。
明日のミライちゃんのスケートも楽しみ。

2010年2月20日土曜日

IN THE MID-WINTER RECESS

仙一はバレンタイン・デーが誕生日である。
とうとう8歳になった、、、感慨深いなぁ。
今年は 学校の友達を呼んで レストランで
ミニミニ誕生会をやってやった。
パーティにこんなお金をかけるのは 今年で最後だろう。
同じ年の男子5人で大騒ぎ。
シモネタが続出であった。。。。。。


さて そのバレンタインの週末から今週は一週間
中間冬休みなのである。
一年で一番寒い季節で しかも雪が降りやすい時期なので
まぁ 仕方ない気もするが 外に出られない季節の休みっちゅーのは
なかなか厳しいものがある。
数日は友達の家に行ったりして しのいだが
あとは どうにもならない。
毎日誰かと遊ぶというのも(親的に) 結構しんどい。
昨日は 散歩もかねて隣町の図書館まで歩いていった。
(これだけで 大イヴェントとする。)

それで今日は 映画にでも行こうかと思って
上映中のものを探すも 子供向けでいいのが無い。
せいぜい ジャッキー・チェンの
「隣のスパイ」くらいか。、、、、ムー。

仙一をくどいて 結局マンハッタンまで出ることに。
NY観光客の間では有名な ストランド本屋へ。
ここへは何度か来ているのだが
仙一も私もあまり胸は躍らない。

アメリカの本屋は でっかいし割引率もいいし
くつろげるのだが(他の本屋もね)
何せ ラインナップが貧しい。
逆に言うと日本の本屋さん(出版物)のきめの細かいこと!
がんばって 何とかフェアとか 独自の品揃えとかして
いる日本のやり方に比べ こちらは大雑把。
関連商品でこんなのもあるよー、というような
アプローチが まず無い。
ヒット商品、定番商品が主流なのである。

まぁそうはいっても ストランドはそれなりに個性があるので
多少は楽しめるのである。

今日は 去年の秋に出た星の王子様の
POP UPを見つけて 二人で大興奮。
いや こんな本出てたの知らなかった。

仙一はこの話をまだ読んでいないので
ものすごい欲しがったが ちと高い。
即買いはできない、、、この間の
誕生日の頂き物がたんまりあるのだ。
すこし 我慢しよう、、、といいつつ
実は喉から手がでるくらいだったのは 
私のほうであった。。。。
(多分 近日中にコソコソ買う予定)

何だかんだいいつつも
やっぱり本屋に行くと 楽しんでしまう。
オンラインショッピングが当たり前のアメリカだからか
手にとって商品が見られることは
やはり 断然違うのだ。

あー もっと ぶらぶらしたいっ。

結局 小さな文庫サイズの
クマのプーさんを購入。
ディズニーのキャラもののせいで 仙一はプーなんて、、、と
思っているので どれだけアホな世界の話であるか
毎晩少しづつ読んでやろうと思った次第。
さっきまで一人で読んでいたが
やはり どうかしている、、、、珍妙な世界だ。。

PS 偶然にもこの数ヶ月 サンテグジュペリを
  読みたくてもんどりうっていた。
  夜間飛行も人間の大地も日本に置いてきてしまったのだ。
  仕方が無いから 英語で読もうと思って 図書館員に
  「サンテグジュペリ」を探してもらったら
  発音が通じず(フランス人だってーの)
  タイトルで引いてもらって そうそうその人の本、って
  言ったら ああ、ox%*$#@ のなのねって
  あっさり言われてしまった。
  英語読みだとまったく違う読み方のようだ。
  もう一回言って、、、とお願いしたが
  やはり 聞き取れず、、、、、いまだに彼の名前が
  発音できないでいる。とほほ。

2010年2月5日金曜日

THE VAN GOGH CAFE にて 



日差しは春めいてはきているけれど
まだまだ氷点下の日々。
どうにも 外へ出掛ける気になれず
ほぼ毎日 家で片付け(3年分)に追われて過ごしている。

片付け、編み物、ヌカ付けの世話、、、、

ふと仙一の図書館主催のチェスクラブの待ち時間に
子供の本の棚で見かけた本。
これは、、、、、確か日本語版も
かもめブックスで置いていた本だ。
店で扱っていながら 実は読んでいなかった本。
いわゆるジャケ買いのような感じで仕入れた一冊。

THE VAN GOGH CAFE

何だかわからないけれど無性に読んでみたくなり
借りて帰った。

カンザス州にあるというヴァン・ゴッホ・カフェ。
長髪の髪をポニーテールに結わえた父親と
カフェを学校の始まる時間まで手伝っている10才の娘。
この二人が主人公だが やはり物語の主体は
カフェそのものにある。
カフェにやってくる人たちが織り成す小さな出来事。
アメリカに住んでいるからこそ わかるようなニュアンスもあって
読んでいてそのことに妙に感動したりして、、、。

いいなぁと思うのは 話が別段ハートウォーミングなものではなく
起こった出来事を絵を描くような感じで 描いていること。
やはり 話の中心はカフェの存在そのものにある。

1日であっという間に読んでしまったのだけれど
なぜか 後を引くものがある。
何だろう、と 数日考えてみたところ
ヴァン・ゴッホ・カフェの存在はかもめブックスと
似ているところがあったのである。

そう そこでは 日々 何故かマジックが起きていたのだ。
そして 3年経った、いま、妙にそれが懐かしい。
このところ VAN GOGH CAFE的なものを
探し続けている。
何かにつながっていくことを 願いながら。

2010年2月3日水曜日

とばっちり ③ これで打ち止めにして!!

まぁ それにしても学校生活ってのは
いろんなことが起こるのだ。

その担任にドアのところまで呼ばれた私は
内心ヒヤヒヤだった。
「WHAT'S HAPPEN?」

仙一の先生が言うには 授業中にトイレに行ったときに
別のクラスの子に会って ふざけていた。
そして その時に学校では禁止されている言葉を言った、
のだそうだ。

「えーっと その言葉っていうのは???」

「SEXYって言ったのよ。これは言っちゃだめな言葉よ。」

しばし 呆然とする仙一母。

「あのね、仙一はこのごろ勉強もがんばっているし
いろんな面で伸びているの。それで言葉の面も進歩しているけど
このごろ友達の影響を受けて 悪い言葉をオウム返しに使ったりしてるわ。
多分 意味のわからないことでも 面白がって使っているのね。
気をつけないと駄目よ、、、。」

はっと 我に返り そー言えば、先生、このごろね
指で示す悪いサイン(いわゆる隠語)を
覚えてきて しかも意味がわからないから人前で
指をその形にしたりするの。
どうも クラスの子から教わったらしいんだけど、、、。

(先生ちょっとたじろぐ。)

で、私は日本人だからその辺の「悪い度」が 
いまひとつわからないので
気づいたら先生も注意してやってください。

「い-い、仙一、意味がわからない言葉や
 しぐさを真似しちゃ駄目よ、わかった?」と担任。

仕方が無い、また仙一に事情聴取。
以下 仙一談。

授業中にトイレに行ったら 別のクラスの友達、アマハンがいて
ちょっとしゃべったの。
それでアマハンが「何とかカンとかセクシー!?」っていうから
ふざけて 真似してセクシー!って俺が言ったの。
それだけで 教室に帰ったら しばらくして 先生に呼ばれたの。
あの後 アマハンが教室に戻って 
仙一がトイレで悪いことを言ったって TATTLE TELIINGしたんだ。

最初に言い出したのは アマハンなんだ。
それで トイレのパートナー(注1)だったエリックと
アマハンのパートナーのテイラーが呼ばれたの。

そうしたら エリックもテイラーも仙一は真似して言っただけ。
最初に言い出してふざけたのは アマハンだ、って証言してくれて、、、。
だから 俺は怒られなかったんだけど。。。。
でも 一人で副校長室に行かされた。

行ったら 副校長、顔見ただけで 
ため息ついて もうクラスに戻れ、って言われたんだ。
(そりゃ昨日も別件で叱られている仙一だからなぁ。。)

つまり 告げ口した子が墓穴を掘ったのである。
トイレのパートナーというのは トイレに行きたいときに
手を上げて、同じタイミングで行きたい子がいれば
そのクラスメートと二人で連れ立って トイレにいける仕組み。
仙一の学校は決してひとりではトイレには行かせない。
これはセキュリティといたずら防止
(つい水で遊んだりするので)のためなのだ。


それで たまたまこの時のパートナーが
2人とも仙一の仲良しだったので 仙一の味方になってくれたようだ。

それにしても セクシーという言葉だけで怒られたり
意味無く告げ口されたり わけがわからん。
しかも またしても副校長だよ。トホホ。

幸い仙一の担任も いわゆる俗語を我が家で覚えてくるとは
思わないらしく 悪い友達からの影響だ、と断定している。
そうなのよ、、、結構こっちの親たちって 子供の前でも
「くそ!!」とか「マザー ファxxx」とか
「死んじまえ」とか大声で言ったりする。
別にうちが上品な家庭でもなんでもないが
日本人家庭ならあんまり言わないよなぁ、、その手のフォーレターワード。

ちなみに 日本でお金とかokって意味で
親指と人差し指で丸を作るでしょう、
あれって こちらでは 尻の穴(アス・ホール)を
意味するんだって!
知らなかった、、、教えてくれたのは仙一です。

まぁ 小学生にもなれば いろいろ覚えるさ、、、
しかも 仙ちゃんが今はまって読んでいるシリーズのこの本、
これまた ワルの巣窟、、、、、。

DIARY OF WIMPY KID
この本はどういうわけか 子供たちに大ブームの本。
仙一も図書館でこのシリーズを3冊借りて 毎日熟読。
寝てもさめても読むので 声をかけても無視される。
この間本当に頭にきて 「取り上げるよ!!」と
怒鳴ってしまった。 漫画でもないのに夢中で読んでいる。
でも中身は、、、、何だかよくわからない。
あんまり大人には面白くないんだけれど。。。。

やれやれ そんなこんなの日々である。
次回は 仙一の学校生活以外のことを書きたいものだ。