2011年10月26日水曜日

NYお勉強事情 その2

スポーツ用品やにて。


















フリペの編集もおおむね終了したのであとはみんなの
原稿チェックを待つのみ。 ほ。

    ☆

それで今日はこの間の続き、
仙一の学校でのお勉強事情、その2.

アメリカの学校が日本と大きく違う点は
とにもかくにも リーディング(読書)をさせる点だ。
幼児部のころから 宿題でリーディングが出て、
毎日読んだ本の題と作者名を用紙に書き込む。
(かれこれ5年もやってるよ。。。)
4年生では 毎日40分以上の読書が義務とされている。
これは 学校によって違うかもしれないけれど
仙一のところは 校長が事あることに 「リーディング!!」と
口をすっぱくして言っている。

子供たちは 慣れているので本を読むことに抵抗は無いようだ。
毎月 それぞれのレベルを担任がチェックして
こどもが今どの位置にいるのかをみる。
レベルは幼児部でAから始まり、B,c, とランクアップをしていく。
子供たちは さりげなく誰がどのレベルかを気にしていて
「あいつ、まだJだぜ、」とか
「あたし もうQよ。」とか教室で言い合ってるらしい。

仙一は読むのは大好きなので 今は5年生レベル、sランクにいる。
いちおう アメリカ人のパパを持つ友達と同レベルにいるので
悪くない成績らしい。
ネイティブでないので少々心配をしていたけど
まぁ 日本語の本も英語の本も何でも読む人だから
それこそ好きこそものの上手なれ、である。
(え、こんな格言なかったっけ?)

と、ここまでは 去年までの状況。
今年の先生は 「読むだけじゃなく、そこから先へ!!」という方針。
つまり レベルよりも本の内容をもっと深く探ろう!というのだ。

たとえば 何故作者がここでこの人にこういう台詞を言わせたのか、とか
主人公を取り巻く登場人物の関係性、また、
それはどういう位置づけになっているのか、などなど。
多角的に内容をとらえることを重視するようだ。

この間 今年のリーディングの方針を知らせる(しかも子供たち向け)
手引きを見せてもらったけれど
どえりゃー 高度なことをやろうとしている。
一部 辞書なしでは理解できませんでした、母は。

そして それに伴って ライティング(作文)も強化。
これまた 大変なことになってきているようだ。
(だから 母にとっては、だ。)
こちらについては また今度。

2011年10月21日金曜日

NYお勉強事情。

NYお勉強事情。というほど詳しくないけれど
今日は 仙一の学校のことを少々。

9月に始まった新年度、今年の担任は厳しい、と
周りからさんざん聞かされていたので
どんな先生かとドキドキだったけど
(仙一はかなり緊張していた。)
実際は 理性のある、分別のある、冗談も言う、
厳しいというより しっかりした先生のようだ。

去年の先生は60歳で お茶目で 愉快なことが好きで
勉強は学校で、が、モットーなので宿題はあまり出さない先生。
なので 勉学的にはゆるゆる、でも 社会科のプロジェクトなんかで
子供の興味をかきたてて 勉強自体を楽しませてくれる先生だった。
それでも何故か仙一は今年の先生のほうが相性がいいようで
やる気満々で学校に行っている。(今のところ、だけど。)

さて その点は問題がない。
ところが4年生になって 理科の授業が増え、社会科も強化。
どちらも 別の先生が受け持つ。
そして クラスとは別に 各教科の宿題がでる。
その量が、、、、、今年は半端じゃないのだ。

理科は去年からよく知っている先生なので 出る宿題もまぁ 何とかなる。
問題は社会の先生。5年生の教師だとかで 
この先生がわっかりにくい宿題を出し、
しかも 子供たちに対する態度もすこぶる悪いらしい。

そして 今朝、、、、、

全く関係ないワークショップ(カリキュラムの説明会)が学校で行われ、
たまたま仙一のクラスの親たちが顔を合わせた。
これは全校の親に向けたものだったのだが
仙一のクラスの親の出席率はバツグン。
会の後、ちょっと分からないことを聞こうと思って
みんなのところに行ったら
いっせいに社会科の宿題のことで大ブーイングがおきて、
とうとう その場にいた校長に詰め寄り
代表のお母さんが怒りをぶつけたのだ。

ええ、私はその場にいましたがね、不自由な英語で文句を言うほどの
度胸はありませんので ただただ頷いて 英語の堪能なお母さんを
尊敬のまなざしで眺めていたのです。
途中、ほら、RIEもなんか言いなさいよっ、と
何人かにじっと見つめられるも あうあうあうっ。

結局 校長が今日中にその件は話し合うから、、、と
前向きに対処することになり その場は収まったのだけど、、、。

とにかく 親達はみんな カリカリきている。
というのは NYに住む小学生は4年生の成績が
人生で一番大事といわれているからだ。

えええええ そんな大げさな。
でも 本当らしいんだよね。
3年生から NY州一斉の統一テストが始まり、
4年生のテスト結果で 中学、高校が決まってくるとか。

また、学校側もこのテストの結果で学校のレベルが上下するので
必死なのです。学校のレベルが下がれば 校長も背水の陣、、、。

それで 学校はテストのスコアを上げたい一心で
テスト対策をする。勉強する、というより
テスト勉強ばっかりだったもの、3年の最後の方は。

それで4年生のテストは子供の進路に関わるから
親も必死になるとかで、、、、、、、、、、、
みなさん、必死のようです。

うちは そんなことを知ったのはつい最近。
まぁ いいんだけど 今人生の全てが決まるわけじゃあるまいし。
(って言っているのはウチくらいか。)

この辺の愚痴は またきっと近いうちに書くことでしょう。
何だか思考がまとまらなくなってきた。

2011年10月13日木曜日

虹の橋をわたって。

先週末は またしても連休(土日月)。
今回はコロンバス・デーが月曜で学校が休みだった。

というわけで まだ観光にはギリギリ間に合うというので
ナイアガラの滝までプチ・旅行。
(10月下旬から寒くて観光どころではないらしい、、。)

夏に日本帰国で散財する我が家としては
国内旅行なんて 夢また夢。
でも今回は 飛行機会社からもらった金券と
マイルを駆使して 費用を捻出。
そうでもしなけりゃ せっかくアメリカに住んでいても
NY以外にどこにも行けないのだ。
(これって かなり悲しい。)

ナイアガラは 行くことにするまで知らなかったのだけど
アメリカ側とカナダ側にまたがっている。
カナダ滝を見たければ 国境を越えるのだ!!
人に言わせれば カナダ側のほうが眺めも迫力もすごい、
っていうことで 国境を超え、カナダに一泊ということにした。

そうなると、いちおう外国に行くことになるのだから
もろもろ下調べが必要になり、何だかえらい手間取ってしまった。
たとえば ビザとかお金とか免許証(レンタカーの場合)とか。

まぁ バタバタしたけれど 無事に行って帰ってこられた。
しかも お天気は最高! 気温も上々! 人出もちょうどいい感じ。
道を間違ったり 予定より食費がかなりオーバーしたけど、
(世界有数の観光地ということで 物価がやたら高い、
のに加えて消費税が13%。NYでも8.8%なのに。)
まぁ、それも ご愛嬌、、、、っていうか ここから涙の節約生活ですな。

それにしても 虹が何度もかかるのは素晴らしい眺めでした。
(滝のしぶきと太陽光によるもの。)

でっかいところに行きたかったので 大満足の週末でした。