2013年2月13日水曜日

オーディション

ついに仙一のMIDDLE SCHOOL(中学)の
オーディションが終わった。

そもそも 何故オーディションを受けたのか、ということから
始めなくてはならない。
というか 中学選びがどうなっているか、である。

イマドキは東京も似たようなもののようだけど
ここQUEENSでは 基本的に今の小学校から
そこのゾーンの中学に自動的に進学できる。
ただし ゾーンの中学以外の隣接の学校も
行きたければそれなりの手順をふんだ上で志願できる。

それで、、、
仙一のゾーンの中学は 家からかなり近いし安全な道を
通って行けるので そこにするのが一番いいのだけど、
当の仙一がそこに行くのは嫌だという。

実は私もその学校のムードが好きではなく、
さてどうしたものかと考えたのだが、
仲良しのクラスメートは殆どが 隣接エリアの中学に願書を出すことを知って
仙一は友達と同じところに行きたくなったのであった。

もともと その学校はここ数年で評価がガンガン上がっていて
この近所のお母さん方にも評判が良い。
でも、人の意見なんて当てにならないので
去年の秋にオープンスクールに実際に行ってみて
自分(もちろん仙一も)の目で確かめてきた。
それで 仙一はこの学校を選ぶことにしたのだ。

この学校の特徴は PERFOMING ARTSというプログラムがあって
そのコースに入ると 週に何回か音楽なり、アートの授業をとることができる。
いま、小学校では音楽は週一、アートは皆無なので
こういったお楽しみがあるほうが 勉強一辺倒より仙一向き。
ただ、このコースに入るためには オーディションを受ける必要があるのだ。
(オーディションの他に 成績もそこそこ良くないと入れない。)

さて、オーディション。
貰った案内状には 歌、楽器、ドラマ、絵(アート作品)の
どれかを選んで試験を受けるとのこと。
仙一は4年近くギターを習っていたので
ギターで挑戦することにした。

毎日ギターは欠かさず練習。
それでも 日によって上手くいったり失敗したり、
ハラハラだったけど
大事なのは試験に受かることだけでなく、
練習したら上手くできるようになった、
その充実感・達成感を覚えて欲しくて 
巨人の星の「星ひゅうまのお姉さん」のように
電柱、もとい、台所の影から そっと見守る母であった、、、、、。

って言っても オーディションの当日見かけたのは、
エレキ・ギターとアンプを持ち込む親子や
縦笛(リコーダー)で受ける子供、
カラオケで歌の練習をしただけという子、
まぁ なんというかテキトーなのである。
(たぶん、プロ級のピアノの腕前の子とかもいたとは思うが。)

挨拶に来た校長先生も にこやかに
「今日のオーディションは 緊張しすぎる必要はありません。
ここはブロードウェイでもハリウッドでもないからね。
何より大事なのはENJOYすること。楽しんでいってください。」だって!!!


で、試験を終えた仙一に感想を聞いたら
「緊張したけど、ちょー 面白かった!!
 面接の先生がね、楽しい人だったよ!」だそう。

うーん、さすがアメリカ。

そして 試験の後、サッカーのトーナメント試合があったので
急いで会場に駆けつけたのだけど そこで7時間も過ごす羽目に、、、。
ウチのチームの主催だったのに 段取りは悪いし会場は狭いし
子供たちは 自分の試合が来るまで じっと待つしかなく、、、
しかも最後の最後で チームメートの親が待ちくたびれて、怒って帰っちゃうし、
ここでも アメリカ式のテキトーさに打ちのめされたのであった。。。。


PS 試験を受けたとこの校長の真意は
必要以上に緊張するな、ということと
このオーデションでは「挑戦」する気持ちがある生徒を
見るためなのであって 上手い下手は二の次なのだそうだ。
この校長の人となりが この学校の高評価につながっていると思う。

で、、、、、、結果は5月。
どうなるか、お楽しみ。

  












0 件のコメント: