2009年3月17日火曜日

アメリカ流

すったもんだあったけど
一応 水漏れ事件は決着がついた。
ここへ至るまでは 書いても書ききれないほどの
紆余曲折があったのだけど
あらためて ここはアメリカなんだ、と痛感させられた。

とりあえず かいつまんで記しておくと
まず 抗議のレターをCERTIFIED(配達確認付き)で
送った。この書面を書くだけでも かなりの労力が要った。
書き上げて寝たのは 深夜3時だった、、、。

そこには 今回の被害をこうむった分を請求するということと
流し台(汚くて使いたくない)の工事を翌週中には
完了するように要請し、損害額とリスト、現場の写真を
添付しておいたのだ。

期限は水曜までに 郵便で返答せよ、と付け加えておいた。
しかし やっぱり奴等(マネージメント会社)はツワモノ。
いきなり 水曜の昼に「被害状況のチェックに来る」と
電話をしてきた。
そして やってきたのはデービッドという中国人のマネージャー。
このおっさんが まー なんというか 感じが悪い。
見るからに狡猾そうな顔をしている。

結局このオヤジとそこで言い争いになって
あっちが違法なことを言い出し
(損害なんて払わない!流し台は変えるが契約の更新は
もうしない。もしくは家賃を上げる、、等の暴言)

さすがの私も切れて 「とにかくここで
ワーワー言うな!書面でよこせ!!」と
言うと 怒ったまま出て行った。
しかも その日の夕方、私が同意していないというのに
「工事のものが行くから 明日の夕方家にいろ」と
勝手なことを言い出す。

あったまにきて そんな話は聞いてない!
とにかく書面で返答せよ、さもなければ
NY市のそれなりの部署に訴える、と言うと
ガチャーンと電話を切られた。

そして しょうがないからハウジング・コート(家などのトラブル専用の法廷)に
訴えるか NY市の方に訴えるか もしくは弁護士たてるか
あらゆる方法を人に相談したりして 解決策を練り
マネージメント会社からの返答を待ったのである。

そうそう そのオヤジの来た直後、スーパーが来て
「ペンキの塗りなおしのことは言ったのか?!
その剥げている箇所を見せたか?!」と
怒鳴り込んできた。
(これは 水漏れ後のペンキやが来たときに
直したほうが言いと忠告されていた一件である。)

私はその中国人オヤジが怒って帰っただけで腹が立つやら
悔しいやらで ペンキのことどころじゃないのに
何故かスーパーが怒っている。
「いや、そのことを話せる状況じゃなかった」というと
「なにやってんだ!このペンキのことは大事なことなんだぞ!
なんで言わなかった!ダメじゃないか!!!
俺の立場はどうなるんだ!!」と 怒鳴る。

ここで 強気でいた私もとうとう泣き出してしまった。
一体なんであっちこっちから文句言われたり
怒鳴られたりしなきゃならないんだ、
水漏れの被害を受けたのは我が家なのに、、、。

すると スーパーは はっとして
「す、すまん、泣かないでくれ、、、その、、、ここは、
アメリカなんだよ、言うこといわなきゃダメなんだよ、、、
み、水でも飲んで 、お、落ち着いて、、、」と
おろおろ なだめ始めた。

「そんなのわかってる、アメリカだってことも 十分わかってる、
でも あのオヤジもひどい、たくさん嫌なこと言われたんだよ、
だいたい、何で私が嫌な目にあうんだ、、、」と
さめざめ泣いてしまった。

そんなこんなで あっちこっちから「ひっぱたかれ」た
散々な日々だったが
結局 土曜日に郵便で損害分の小切が送られてきた。
今回の結果は 金をやる、だが満期で出て行くように。ということだった。

本来なら徹底的に裁判で訴えれば勝てるのだけど
もう、疲れた、、、、それに面倒、、、、
小切手とここを年末に出ることでいいことにした。

しかーし 今朝 またしても浴室に水漏れの初期症状を発見。
はぁぁぁぁ いますぐココを出たい、、、、、、、。

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