2009年9月16日水曜日

誇り高く生きよう

完全に夏は去ってしまった。
NYの朝晩は初秋である。

今年の夏は日本に帰る前から
いろいろと考えあぐねていたことの
解決策、というか 打開策、というか
自分の位置の確認をするのに
いい時間を過ごすことができた。

そうして 意気揚々と
8月のアタマにNYに戻ってきたのだが
しばらくして 日本から訃報が。

友人というか知人というか仲間というか
何といっていいか迷ってしまうような間柄の人が
突然亡くなったのだ。

彼はかもめブックスの立ち上げ、
営業中はもちろんのこと
店を閉めてアメリカに渡るときも
ひ弱な かもめブックス店主を
影でかなり支えてくれたのだ。
店の様子をしょっちゅう気にかけてくれて
アドバイスやら手伝いやら
本の仕入れまで協力してくれた。

本当に世話になったのである。
まだ若いし独身で いきなり死んでしまうなんて
いったいどういうこと?!
きっと 本人も死ぬ予定ではなかったはずだ。
残念なことに 今回の帰国中は会うチャンスがなかった。
今後 もうちょっと私が足場固めをしたら
何か面白いことを 一緒にやれるんじゃないかと
思っていたのに、、、、、。

そんなこんなで 悲しいというよりも
あっけにとられたまま 一ヶ月が過ぎた。
やはり 葬式というのは必要で
出席できなかったから なおさらそう思うのだけど
気持ちに区切りがつかない。
今も東京の隅っこで 彼が普通に生活しているように
思えてならない。

こんなことは 非常に個人的なことだから
書こうか迷ったけれど
かもめブックスで御世話になったお礼は
ここで 公にありがとう、といっておきたい。

遠くから
「あ~ いいよお~ また 電話するからさぁ~。」
と、例のちょっととぼけた感じで返事がきそうだ。

彼の死を踏まえて
ますます これから自分の行く先を
楽しんで進んで行こうと思う。

日常に埋没せぬように。

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