2010年12月1日水曜日

5年目に突入。


11月29日で 渡米丸4周年を迎えた。
4年前のその日、
まだスーツケースに乗せられるサイズの仙一と三人で
まさに知り合いの一人もいない ここNYにやって来た。

所持品は大型のスーツケース一個のみ。
所持金もろくになく アパートの契約ができるかどうかくらいの金額。
今思えば かなり無謀な家族である。
ふつうはやらない、こんなこと。

貧乏には慣れていたけど 
子供を巻き込んでの貧乏には度胸がいった。
今思うと 仙一にはかなりの我慢をさせたし
人並みの暮らしでないことに 気分がへこむことがしばしばあった。

「うちは 留学生の生活よりレベルが低いからね。」
自虐的によく父ちゃんと話したものだ。

まぁ それでも 年月がたち 生活も徐々に改善され
仙一にしてみれば ここがホーム・タウンになりつつある。
町をウロウロすれば 誰かしら知り合いに会って
HI!と挨拶することも 場合によってはハグすることも
増えてきた。一応 仙一の学校生活も順調だし。

これから どうするか。
このごろの課題である。

大人だけの生活なら どうにでもやりたいようにやるのだけど
仙一もぼちぼち 微妙な年頃。
彼はこちらの学校を気に入っているけれど
時々 ぼそっと 東京に帰りたいと言う。

「コンビニに一人で買い物に行きたいんだ。」
「OOちゃんとか **とサッカーしたいし。」
「でも きっとNYに帰りたくなるね、ライアンとも一緒にいたいし。」

「いいよね、仙一はどっちにも帰る所があるんだから。」と慰める私。

いろいろな問題がなければ
いっそのこと 西海岸に引っ越すか、と夢には見るけれど
現実はそれどころじゃないのよねー
夏の散財の埋め合わせだけでも 一年かかるので、、、、とほほ。














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